2023年12月13日水曜日

忘れられない先輩

就職して、すぐの夏、ずっと続けていたバスケットボールをどこかでしたいなと思っていた時、友達に社会バスケットボールチームに行かないかと誘われた。そのチームは男女混合チームで年齢もバラバラだった。そんな中、人見知りの私は友達以外は話すこともあまり出来ずにいた。そんなとき、先輩が声をかけてくれました。その先輩は一回り上の先輩だった。ドキドキしながら話していたが、先輩は何度も話しかけてくれて沢山話せるようになりました。よく話すようになり、社会バスケットボールチームの親睦会が開かれ、参加することに。もちろん先輩もいた。親睦会は、バスケットボールチームのメンバーのお店を貸し切って行われた。人数も多かったので、先輩と話せず、、、解散。そのとき、やっと先輩と話せて連絡先を交換することに。それから、頻繁に連絡をとるようになり、2人で飲みに行ったり水族館に行ったりした。そんなこんなで、お互いの家にも行き来し、体の関係をもつように。けれど、恋愛関係にらならず、付き合ってない。先輩には忘れられない人がいるから。2番目でも楽しかった。けれど、わたしは結婚というものも考えたら先輩とは終わりにしないといけない気がした。そして、悲しいがお別れをした。大好きだった人とのお別れは、とてもしんどかった。

2023年11月4日土曜日

高嶺の花に当たって砕けろの全力投球

大学を卒業して間もない頃、職場の先輩と行ったレストランの店員の女性に恋に落ちました。と言うより私が一方的に惚れてしまったのです。 容姿はもちろん気丈な態度、特に私が初めて「お綺麗ですね。」と言ったときの「はぁ?」みたいな強気な表情と性格にバッチリ惚れ、それから一人でもそのお店に行くようになりました。行くたびに少しづつ話しかけ、仲良くなっていきました。半年以上そうして粘りました。正直お金が一番きつかったです。高級店ではないにしろ、一食2000円くらい取られるので、新入社員の安月給には大ダメージでした。連絡先を交換できたのは夏も終わり肌寒くなった頃でした。 仲良くなってみると意外に明るく、気が強く感じるのも彼女があまりにも正直だからです。私は会うたびに彼女に惹かれていきました。 しかし、それと同時に不安にもなります。彼女は正直ですが、感情をあまり表には出しません。おそらく聞けば答えてくれるでしょうが、仲良くなったとは言え彼女の心根が掴めないと、聞く勇気が出ずにいました。 12月上旬、私と彼女が何度か目の食事をしていると、無表情の彼女が不意に私に聞きました。 「私の事好きなん?」 ドキっとしました。せめてクリスマス的な日に告白しようと思っていたので、あまりの衝撃に一瞬目が泳ぎ、頭の中は状況把握の為にフル回転しました。おそらくそれは一瞬の出来事だったのですが、体感時間はその何十倍でした。 一呼吸おき、覚悟を決めました。 「うん、好き。付き合ってほしい。」 彼女の眼をまっすぐ見て言いました。彼女も私の目をまっすぐ見つめていました。 数秒間の沈黙。どんな返事でも私は後悔しないと心に決めました。 「いいよ。」 恥ずかしそうに目線を少しそらしながらそう答える彼女。私は嬉しさのあまり立ち上がり「マジで!」と叫びました。 人生で一番馬鹿正直にした恋です。

2023年10月25日水曜日

初恋

今から30年前の話になりますが、中学2年生の頃、好きな女の子ができた事を今でもいい思い出として残っています。
当時はまだ自分も未熟だったのですが、好きな気持ちをはっきりと言えず
ちょっかいだしたりイタズラしたりと何とも良い友達と言う関係でした。
好きと言う事を言う勇気がなかったのですが、毎日彼女のことを考える毎日でした。
伝える勇気がなかったのは言うと嫌われるのではないかと言う恐怖の方が強かったのかもしれません。
中学2年の夏休み後、彼女は誰にも何も話さないまま転校していったのを今でも覚えています。
時間がさかのぼるのであれば、もっとやさしくしてたらなぁとか好きな事をちゃんと言えたらなぁとか今では淡い思い出です。同窓会とかでも会ってないので、今どうしているのか不明ですが私も結婚して子供も生まれて全力でパパを頑張っています。
たぶん結婚して子育てしていいお母さんになっている事でしょうか?
もし何処かで会える事があればあの時の事を謝るのと学生の時、初恋の人だった事を伝えたいと思います。しょうもない話ですがこれが、私の初恋の話です。

2023年9月1日金曜日

モデルくん

高校の時、何気なくその時にはやってたsnsをインストールして、本が好きだったので本好きとだけプロフィールに書いていたら、話しかけてきた男の子がいました。出会い系ではなかったけど、アプリ恋愛とかすごく怖かったから適当に返信をしてたけど、相手も本好きだったりしたのですごく意気投合しました。流れでラインを交換して、7か月ぐらい毎日ラインをしてたら、だんだん好きだなーって思うようになり、電話しようって言われた時はとても嬉かった。でも、恥ずかしいから何度か断ったけど、いつでもいいよって言ってくれたりとても優しかったから電話をしたらめちゃくちゃ声が低くて落ち着いててかっこいいと思った。顔も知っていたけど声がすごくタイプだなって思いました。ある日、俺モデルになった、って言われた時があって、え?ってなったけど確かにかっこいいしお姉さんもモデルをやってるし、すごいなーって思ったのと同時にもう連絡を取らなくなるんだろうと思ったら悲しかったけど、そんなことは言えず、でも話してて楽しいからしゃべろうって言われた時はめちゃくちゃ嬉しくて始めて青春してるな、って感じました。

2023年8月4日金曜日

嫌いから好きに変わった

すごく田舎の土地で生まれて、同級生も保育園からずっと一緒の様な狭い地域に住んでいました。小学3年の時、ある男の子が私の事をあだ名で呼んできて、私はそれが本当に嫌で、避けてたりしたんですが、事あるごとに話しかけてきたりしてたので、本当にいつの間にか好きになってしまいました。でも中学になったぐらいから、彼が不登校になり始め、理由は単にチャラくなってぐれた?みたいな感じだったけど、たまに登校して来た時に見れるだけで嬉しかった。でも私から話しかけることはあり得ないし、もう相手から話しかけられることもなく、そのまま8年ぐらい片思いをしました。だけど、高校が分かれて、なんとなく忘れかけてたときに、なぜかラインを交換するようになって、なぜか1ヶ月ぐらい続いて、やっとそこで「ずっと好きだった!」とラインをする事ができました。結果付き合いたいとかではなく、気持ちを言って終わりたかったので、相手の返事は「気付かなくてごめん」だったけど、すごくやりきった気持ちになりました。成人式で会った時が、中学卒業後初だったけど、話すこともなく解散したけど良い思い出だなと思いました。

2023年7月14日金曜日

SSR電話

就活中の時、面接を受けた企業から後日合格だったら電話すると言われました。電話が来る予定の当日、いつまで待っても電話が来ないので「あぁ、これは不合格のパターンだな...」と落ち込んでしまい、お付き合いしている彼女さんに「ダメだったかも」とLINE。彼女の職場の休憩時間の頃合いになるとすぐに返事が返ってきて、ちょっと励まされました。一日緊張しっぱなしだったけど今日はもう企業からの電話は来ないはずだから、ある意味で解放されたなと思いゆっくりしていたら、彼女が仕事終わって彼女宅に帰った頃に再びLINEの通知。「今電話しても良い?」今まで彼女から電話してくれることはなかったのでびっくりしつつも大丈夫だよと返事。するとすぐさま電話が掛かってきました。「緊張して疲れたでしょ?今日はゆっくり休んでね。」「ほかにも面接受けた企業は残ってるし、焦らずゆっくり進んでね。」等々、文章でなくわざわざ言葉で私を再度励ましてもらえました。更に一言。「今日電話来なかったけど、(普段電話しない)私からは来たから良かったね!SSR級のレアだよ!」と、多分電話の向こうでは照れながら言ってるだろう彼女らしいユーモアで励ましに追い打ちをかけていただきました。そうか、これが彼女から私への「愛」か、と。再度確かめられて、面接はダメだったけど結果オーライな日でした。

2023年6月2日金曜日

離婚からの恋

私は29歳で結婚し35歳で離婚しました。子供はいません。 一度は結婚に自分が向いていないのではと自信をなくしたり この先どう生きていこうか悩んでいました。周りの友人は第二子が誕生したりと 順風満帆に見え尚、落ち込んでいました。 しかし今が一番若いし色々と試してみよう、また恋をしてみようと思いました。 そこで巷で話題のミーティングアプリを興味本位で始めることにしました。 最初は世の中にはいろんな人がいるのだなと思い楽しく続けていました。 そしてある一人と初めて会うことになりました。 待ち合わせまでとんでもなく緊張したのを覚えています。 こういった類のアプリで事件に巻き込まれるニュースを見ていたので 人気がない場所は避けよう等々色々考えていました。が、結果 会った方はとても親切ですこしシャイな方で、良い時間を過ごすことが出来ました。 しかし2回目会うまでとは思わず、2、3人と会っていきようやく4人目で 彼氏となる人と出会いました。もう一緒に過ごして2年近くになります。 しかもスイス人です。彼は優しく思いやりがあって今のとこ順調です。 次に進むことを躊躇わず何か行動を起こしてみてよかったと思っています。

2023年5月4日木曜日

情熱的な恋に憧れを感じていた私が見つけた落ち着ける恋

10代20代の頃は、すぐに人を好きになっていました。 でも、今思えば恋に憧れを感じていたのかもしれません。 あの頃は燃え上がるようなドラマチックな恋に憧れていた気持ちもあります。 ちゃんと人を好きになったと感じたのは夫と出会ってからです。 夫と初めてデートをした時、ドキドキと共に妙に落ち着く気持ちを抱けました。 これがすごく当時の私には不思議で、なんでときめくのに、落ち着くのか分かりませんでした。 他の男性と一緒にいてもドキドキはします。 しかし、何を話していいのか分からなかったり、相手の気持ちを探ろうとしてうまく自分を出すことができませんでした。 夫とは、最初から素の自分のままで話すことができたので、見栄を張ったり自分を偽ったりすることなく話すことができます。 それがとても心地よかったのです。 それに気が付いた時、私は夫のような人は逃してはいけないと思いました。 きっと同じように落ち着けるのにときめくような人は現れないと感じたのです。 自分の気持ちに気づいてから、夫に対してアピールをするようになり、なんとか夫に振り向いてもらうことができました。 恋に憧れを感じていた時は情熱的なものが良いと思っていましたが、今は心落ち着くドキドキの方が良いなと思います。 自分の素をさらけ出せて、落ち着ける弱火のような恋の方が長く続くのかもしれません。

2023年4月25日火曜日

遠距離恋愛だったけど結婚できたのは、話す時間が多かったから?

昔、遠距離恋愛をしていました。 関東と関西なので、新幹線を使えば会える距離です。 でも、お互いちょっと田舎に住んでいたので、在来線も使用しなければなりません。 なので、だいたい片道4時間くらいはかかっていました。 私たちは同じ職場で働いていたのですが、お互いに転職をして、その結果、遠距離恋愛になってしまいました。 ほとんど最初から遠距離恋愛だったので、近距離恋愛の人がすごく羨ましかったです。 ただ、毎回デートは旅行気分。 数少ない会う機会のために、毎日仕事を頑張っていました。 新幹線代も馬鹿にならないので、毎日節約していたのも今では良い記憶です。 毎日夜に電話をしてお互いのその日の出来事を話していたのも、思い出のひとつです。 会社の近くで猫を見たとか、どうでもいい話から、仕事や人間関係の悩みなど、いろいろ話しました。 毎日電話するのは全く苦ではありませんでした。 飲み会などがあっても、必ず電話はしていて、会っていなくてもお互いのことはよく理解できていたような気がします。 遠距離恋愛をしていた時、周りから相手が浮気することを心配されたこともありました。 でも、今思えば、会えないからこそ、話す時間をたくさん持てていたからお互い信頼することができたのかもしれません。 だから、遠距離恋愛を今している人も、できるだけ相手が自分を信頼できるように自分のこと相手のことを話し、理解するようにしてみてください。 会えない寂しさはありますが、相手への信頼があれば、乗り越えられるものだと思います。

2023年3月30日木曜日

天気予報と彼

高校生1年生の頃、私は学年一かっこいいと思っていたAくんがいました。しかし彼は天気が悪いと学校をサボるというクセモノ。そんな彼に対し、最初はかっこいい!と騒いでいた私の憧れのような恋心も冷めていたのですが…。ある冬の日、軽音楽部でバンドを組んでいた私にAくんからメールが。それは、今度のクリスマスライブに出るのか?といったものでした。ライブのトップバッターで場を温めなければいけなかった私だったので、「良かったら見に来てよ!」とAくんを誘うと、Aくんも「絶対行くね」と返事をくれ、クリスマスライブを見に来てくれる約束をしました。 しかし、ライブ当日の天気は雨。例によってAくんは授業をサボり。本番前に事情を知っているバンドメンバーに「アイツ嘘つき!」と文句を言っていました。するとバンドメンバーの1人が、「もしかしてアイツ来てたりするんじゃないの?教室見てくる!」と言って走って行き、5分もしない内に満面の笑みで戻ってきて一言「来てる!」え?そんなことある?とドキドキしながらトップバッターでステージに出ると、暗い教室の1番後ろで立っているAくんらしきシルエット。ライブ中はAくんのことしか考えられませんでした。私の出番終了後、すぐにAくんから「楽しかった!」というメール。私史上1番きゅんきゅんして恋に落ちた瞬間でした。

2023年2月17日金曜日

ラーメン屋の彼

私が24歳の頃、ネットの出会い系サイトで知り合った同じ歳の彼がいました。初めてのデートで夜にドライブをし、2人で海にいたら流れ星が…。イケメンな事と流れ星というロマンチックな要素も加わり、完全に恋に落ちました。そしてそのまま付き合う事になりました。彼氏は大学卒業後は就職をせず、ラーメン屋さんのアルバイトで生活をしており、朝から夜まで働いて会社員くらいのお給料を稼いでいたため、本人はそれで満足していたようで就職する事に消極的でした。私は彼氏が大好きだったので早く結婚したかったからちゃんと正社員になれる就職先を探して欲しかったのです。結婚するにはお金もかかるし、2人で結婚資金を貯める提案もしていましたが、私の意気込みとは裏腹に彼氏は自分の生活だけで精一杯。就職して家族を養うなんて出来ないという感じだったと思います。私が重荷になっていたのだろうと今なら分かるけど、当時、早く結婚したい私はいつも就職、生活資金の事でダメ出ししてました。そのうちに彼氏はまた出会い系サイトで他の女性に隠れて会うようになりました。それに気づいてはケンカし、また仲直り。でもまた繰り返し…。 私が26歳の時に完全に諦めてその彼氏とは別れました。26歳になってもラーメン屋さんでアルバイトしている彼氏では結婚も出来なかっただろうから良い勉強になったと思います。

2023年1月6日金曜日

喧嘩

中学一年生の体育祭の練習後「お前が遅いせいでリレーに負けるんだからな!」と男の子が私の親友に言い放ちました。その男の子は私の好きな人です。どうしようかと悩みましたが、泣いている親友を庇うため私はその男の子に言い返し、幼かった私たちはそまま犬猿の仲になってしまいました。口も聞かない時間が長くなる程どんどん気まずくなり、そのまま2年生になりました。同じクラスでお互いに意識しながらも話せない時間を過ごしていましたが、両想いかもしれないという話も周りから聞いていました。嬉しいけど何かきっかけがあれば…と思いながら日々過ごし、好きな人に告白するのが伝統のようになっていた修学旅行を迎えました。彼から告白してもらえるだろうかとドキドキしながら過ごしましたが、最終日に彼の隣にいたのは私をライバル視していた女の子でした。ショックと動揺を必死に抑えながら残りの修学旅行を過ごし、1年生の時に喧嘩してしまった事、自分から告白できなかったことを後悔し諦めるしかありませんでした。二人は3年生の終わりに別れていましたが、そのまま中学を卒業しました。卒業後すぐ彼とは友人を介して連絡先を交換することになりました。あんなに気まずかった私たちですが、話せなかった時間を埋めるように毎日連絡を取り、夏には晴れて付き合うことになりました。 修学旅行の時は君に告白するつもりだったが、その前に告白しにきた女の子に君の悪口を聞かされ、その子と付き合うように流されてしまった。と聞きました。まだまだ幼かった青春の思い出です。