2024年1月9日火曜日

三角関係

成人式を機に仲良くなった男女グループでよくフェスやバーベキューをしていました。 その中で、ある男性が私を気になってくれていると噂で聞き、嬉しい反面、同級生ということもあり照れの方が勝ってしまい「いや、絶対付き合うなんてない!」と言ってしまいました。 それが瞬く間に相手の耳に入ってしまいこの件は一旦無かったことになりましたが、私は単純なので余計に彼のことが気になって仕方なくなりました。 半年ほど経ち、一緒に時間を過ごしていくうちに彼の良さやカッコよさに気付き始めた矢先、彼が「気になる人が出来た」と相談してきました。 それは私の仲の良い友達でした。 その時、ものすごく心臓が締め付けられ、やっぱり私は彼のことが好きだったのだと自覚をしましたが、今更否定など出来ず、姉御肌な私は「いいじゃん!○○ちゃんめっちゃお洒落で可愛いしいい子だよね!」と応援しました。 しかし何度相談されても、私は意外と傷ついていませんでした。 それは何故かというと彼の一番の理解者になれている気がしていたからです。 そしてその時は彼の大好きな○○ちゃんよりも私の方が近くにいる気がしました。 結果として、誰も結ばれることのなかった淡い恋でしたが、彼が自分に向いていないと知りながらも、私を頼り弱さを見せてくれたのが嬉しく思えたあの時間こそが人生で一番の最高の恋をしていたと思っています。