2022年10月4日火曜日

不良に恋をした中学生

初めてちゃんと恋愛したのは中学校に入学にしてからです。なぜか10代は不良っぽい男の子に惹かれていました。悪い感じがカッコイイと思ってしまう“10代あるある“です。みんなが黒髪の中、一人だけ茶髪。みんなが揃っている中、遅れて教室に入ってくる等々、何をしても「一人だけ違う」ということがやけに魅力的に見えるのです。まるで魔法にかかったかのように、ポワーンとした世界に入り込んでしまい、毎日この男の子に会いに学校へ行くようなもの。見かけると幸せ、休みだとガックリ。そんなある日、突如喋ったこともない男子から「お前が〇〇ってやつ?」と聞かれました。すると、「あいつお前のこと好きなんだって」と指差した先に大好きなあの彼が。続けて「彼氏いるの?」と聞かれたのですが、体中に電流が走ったような感覚になっている私には答える力はなく、ひたすらカチコチに固まっていました。そんな私に呆れたのか去っていくその男子が彼の方へ行き何か話しています。彼とパチっと目が合ったかと思うと背中を向けて去っていきました。夢なのではないかと思うほどの出来事でした。付き合うまではいきませんでしたが翌日から卒業まで楽しく過ごせた中学生活でした。