2023年1月6日金曜日

喧嘩

中学一年生の体育祭の練習後「お前が遅いせいでリレーに負けるんだからな!」と男の子が私の親友に言い放ちました。その男の子は私の好きな人です。どうしようかと悩みましたが、泣いている親友を庇うため私はその男の子に言い返し、幼かった私たちはそまま犬猿の仲になってしまいました。口も聞かない時間が長くなる程どんどん気まずくなり、そのまま2年生になりました。同じクラスでお互いに意識しながらも話せない時間を過ごしていましたが、両想いかもしれないという話も周りから聞いていました。嬉しいけど何かきっかけがあれば…と思いながら日々過ごし、好きな人に告白するのが伝統のようになっていた修学旅行を迎えました。彼から告白してもらえるだろうかとドキドキしながら過ごしましたが、最終日に彼の隣にいたのは私をライバル視していた女の子でした。ショックと動揺を必死に抑えながら残りの修学旅行を過ごし、1年生の時に喧嘩してしまった事、自分から告白できなかったことを後悔し諦めるしかありませんでした。二人は3年生の終わりに別れていましたが、そのまま中学を卒業しました。卒業後すぐ彼とは友人を介して連絡先を交換することになりました。あんなに気まずかった私たちですが、話せなかった時間を埋めるように毎日連絡を取り、夏には晴れて付き合うことになりました。 修学旅行の時は君に告白するつもりだったが、その前に告白しにきた女の子に君の悪口を聞かされ、その子と付き合うように流されてしまった。と聞きました。まだまだ幼かった青春の思い出です。