2024年7月9日火曜日

きっかけは何でも

恋になるきっかけってロマンティックのほうがいいですよね。でも私の場合はそうではないのです。そもそも私はあんまりかわいくないので彼氏ができないだろうなと思っていました。社会人になって同期と飲んだときのこと。酔って帰るのがめんどくさくなったので、女友達の家に泊めてもらいました。2人の予定だったんですが、その子の彼氏と友達2人が合流しました。男3人も酔っていて、だらだら話をした後、その辺に布団を敷いて寝ることにしました。男は男で固まって、女2人は別室で寝てたのですが、ベロンベロンな男1人が私の布団に入ってきたのです。出てってよ!と怒ったのですが、酔っ払ってすぐに彼は寝てしまいました。隣に男性がいる状態で寝たのは初めてで、ドキドキしたのですが、妙にこの人安心できるなぁと思いました。次の日に彼は謝っていましたが、全然嫌じゃありませんでした。次の日に思い切って私から電話してみました。みんなで遊ばない?と言ったのですが、彼は2人でもいいよ!とノリノリだったので嬉しかったです。そこから付き合って結婚した人が今の旦那さんです。

2024年6月4日火曜日

7年半付き合っていた彼氏との思い出

中学2年生から大学卒業前まで付き合っていた彼氏がいました。今では別れてしまい、別の人と結婚しましたが、とても良い思い出です。当時はまだラインはなくメールのやり取りで、彼氏だけ着メロを変えたり、受信時の携帯の光り方を変えたりするのが流行りでもありました。また、メールアドレスに彼氏の名前やイニシャルを入れるのも流行っており、替えるのが面倒なのもあって今でもそのアドレスを使っています。携帯の通話料金はとても高い頃でしたので、公衆電話や家の電話を使って家族に聞かれないようにこっそり話すような日々でした。彼からの告白も公衆電話からでした。まだまだ子どもな中学生同士の付き合いだったので、お金がないのでデートは公園や彼の家。コンビニで安いお菓子屋ホットスナックを買って、門限までひたすら外で話しをしていたのを覚えています。お互いの趣味を共有したいがために、気に入ったアーティストがいればCDに焼いたり、いそいそと自分なりのベストを組んでMDに入れて交換するのがとても楽しかったです。若者には時代によって様々な恋の仕方があると思いますが、平成中期ならではのこの思い出が、いつまでも温かいまま残っています。

2024年5月11日土曜日

クールな彼のはずが…?

彼と出会ったのは職場でした。いつも冷静に物事を判断する彼のクールな性格が好きになり、なんとかこぎつけたデートで私から告白をしました。 彼は普段から人にあまり興味がなく、私の告白を受け入れてくれたときも「俺は人に興味を持てない性格だから、うまく付き合っていけるかは正直まだわからない」と言っていました。少し寂しさを覚えながらも、「彼の重荷にならない程度に少しずつ距離を縮めていけたら」と当時は考えていました。 そんなふうに、お互いどうすればいいかわからないままぎこちなく恋人を続ける生活は二か月ほど続きました。 ところがあるとき、事態は急展開を迎えました。 彼の部屋に遊びに行ったある日、私はどうしても彼と触れ合いたくて彼の手をぎゅっと握りました。そこからなんだかタガが外れてしまい、彼に抱きついたり至近距離で見つめつづけたりとやりたい放題してしまいました。やがてふと冷静になり、やばい絶対ドン引きされた、と戦々恐々としながらあらためて彼の顔を窺ってみると、なんだかトロンとした目の彼がいました。 その日から彼は今までと別人レベルで変化しました。彼の中でセーブしていた感情が私の暴走により解き放たれたのか、一緒にいるときは片時も離れず私にくっついてくるようになりました。何かというと私に甘え、別れるときには寂しさを隠そうともしません。クールだった彼の面影はもはやまったくなくなり、今いるのは溶けきったアイスのような人間だけです。 そんな彼の激変した様子がとても可愛くて、さらに彼を好きになってしまいました。 今では互いに互いを甘やかすバカップルへと変貌を遂げています。クールな彼のこんな一面を知ることができたので、あのとき告白して本当によかったなと強く思っています。

2024年4月23日火曜日

今までの恋愛歴

初恋は中学3年生の頃です。新任の若い国語の先生です。その先生は人気が有りましたので私なんて勝ち目がありません。でも文化祭の時一緒に写真を撮ってもらいました。卒業式のときは灰皿をプレゼントしました。高校の頃は一学年上の先輩に片思いしていました。彼女もいたらしいのですが私は積極的に体育祭の時に写真を一緒に撮ってもらいました。それだけですが良い思い出です。 社会人になってからは22歳の頃ファミリーレストランでアルバイトをしていまして、同じアルバイト先の1歳年下の大学生に片思いしていましてキレイになるためにダイエットしました。10キロ近くはダイエットしたと思います。その努力が実り付き合うことになりました。告白してくれたのは向こうですが、アタックしたのは私のほうです。結婚も考えていまして元彼が大学を卒業し県外に引っ越した後も遠距離恋愛していました。しかし向こうで彼女が出来たらしく別れました。次は30歳の頃のことです。同じ会社の社員の方が電話してきましてドライブにいきました。年齢的にも結婚を考えていまして私が結婚をほのめかすメールを送ったらフラれてしまいました。

2024年3月8日金曜日

人生最悪の日が運命の日でした

数年前、当時付き合っていた彼氏の浮気が発覚しお別れをした私はその日1人になりたくなくて学生時代の友だちを誘って街へ飲みに行きました。 その時は「相席居酒屋」が流行っていたので、特に出会いを求めていたわけでもなかったのですが、楽しく過ごしたかったので行ってみることにしました。何組かの人と相席しましたがイマイチ盛り上がらず私は元カレと比べてしまい落ち込むという最悪なテンションでした(笑) 次に相席した人で盛り上がらなかったらもう帰りたい、と友人に伝え、最後の2人組が席にきました。 その人達は偶然にも私たちと同い年でその日の中で1番盛り上がり二次会まで行くほど楽しく過ごせました。 そのまま連絡先を交換して解散になりましたが、1人の人から猛烈なアピールを受けました。私は正直に、出会った日に彼氏と別れた事や、今は全く恋愛したくないことを伝え、お付き合いも断りましたが、その人は私を落ち込ませる時間もないくらい遊びに誘ったり色んなところに連れて行ってくれました。 1ヶ月ほど経った頃、元カレのことも頭から離れていて、相席屋の彼からも毎日連絡がきていたこともあり、気付いたら彼を好きになっていました。出会ってすぐの頃に思い切りお付き合いをお断りしたのにそれでもずっと愛を伝え続けてくれた彼が今では夫になっています。 1番初めにお断りした時に終わっていたら、今の生活はないのだと思うと、しつこいな、と思っていたけれど彼にはとても感謝しています。(笑)

2024年2月24日土曜日

直感で長い付き合いになるだろうと思った人

長期的にお付き合いしていた人とお別れし、その後にお付き合いした人に都合よく扱われ、しばらく恋はせずに自分の好きな事をして遊ぼうと思っていた時です。 共通の友達を通してグループで遊んでいた人の事をふと思い出し、軽い気持ちで食事に誘いました。あまり深い付き合いをした事がない人でしたが、その日私自身があまりにも暇で「今からご飯いこう!」と何も考えずに誘い、相手の人も仕事終わりに急いで準備をして来てくれました。 食事をして、ドライブをして、カラオケに行って、ただただ楽しい時間を過ごした事を覚えています。その日から定期的に仕事終わりに会うようになり、かと言って恋人同士にはならない期間が続きました。お付き合いはしていないけど一緒にいる時間がとても心地よくて、「この人と今後お付き合いする事がなくても、こんな感じでずっと一緒にいる気がするな」と思っていました。 どうやら相手も同じような気持ちでいたようで、しばらくしてお付き合いが始まり今年でもう丸7年。私も相手もこんなに長続きした事はなく、時々喧嘩はするものの、今でもお互い好きな事をしながら毎日楽しく過ごしています。 テレビ等で「私はこの人と結婚する!と思った」と聞いても、そんな事あるはずないと笑っていましたが、直感もあながち間違いではないなと思った出来事です。

2024年1月9日火曜日

三角関係

成人式を機に仲良くなった男女グループでよくフェスやバーベキューをしていました。 その中で、ある男性が私を気になってくれていると噂で聞き、嬉しい反面、同級生ということもあり照れの方が勝ってしまい「いや、絶対付き合うなんてない!」と言ってしまいました。 それが瞬く間に相手の耳に入ってしまいこの件は一旦無かったことになりましたが、私は単純なので余計に彼のことが気になって仕方なくなりました。 半年ほど経ち、一緒に時間を過ごしていくうちに彼の良さやカッコよさに気付き始めた矢先、彼が「気になる人が出来た」と相談してきました。 それは私の仲の良い友達でした。 その時、ものすごく心臓が締め付けられ、やっぱり私は彼のことが好きだったのだと自覚をしましたが、今更否定など出来ず、姉御肌な私は「いいじゃん!○○ちゃんめっちゃお洒落で可愛いしいい子だよね!」と応援しました。 しかし何度相談されても、私は意外と傷ついていませんでした。 それは何故かというと彼の一番の理解者になれている気がしていたからです。 そしてその時は彼の大好きな○○ちゃんよりも私の方が近くにいる気がしました。 結果として、誰も結ばれることのなかった淡い恋でしたが、彼が自分に向いていないと知りながらも、私を頼り弱さを見せてくれたのが嬉しく思えたあの時間こそが人生で一番の最高の恋をしていたと思っています。